特別養護老人ホーム未だ3割強が赤字、ケア体制で利用率に差
福祉医療機構は、特別養護老人ホームの2017年度経営状況のリサーチレポートを公表しました。
赤字となっている施設は、従来型が33.9%、ユニット方が31.7%で、赤字経営になっているのが全体で約3割に及ぶことが分かりました。
採算ラインを見ると人件費率と利用率に差が見られ、黒字の施設と赤字の施設では人件費以外でベッド稼働率にも差が出ています。
黒字施設は95.3%ですが、赤字施設は92.1%と約3ポイント低いベッド稼働率となっています。
また、規模の小さい施設ほど経営難の傾向が見られる結果となりました。